夜間飛行

アラサー女のオタク生活記録

「PERSONA5 the Stage」舞台ペルソナ5 感想 歌って踊って戦うジョーカーが可愛くて世界が救われた

明けましておめでとうございます!まこです!
新年ですね~!年始に実家への手土産で買ったチョコレートケーキにネズミ型のクリームが絞ってあって、耳のまんまるさとかとがった鼻の感じとかめちゃ可愛くてにこにこで持っていったら姪ちゃんも気に入ってくれて、写真撮る隙もなく即食いでした。食べる姪ちゃんも可愛いからいっか!

年末、「PERSONA5 the Stage」舞台ペルソナ5、ぺごステ見てきました~!続編決定おめでとうございます!!

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p5-the-stage.jp

※会場でポスター撮り忘れたのでリーフレットとプレミアム特典のチケットホルダー写真です(めちゃくちゃ反射している)
舞台血界戦線から数えて銀河劇場三連打、やっとモノレールで行く知恵を付けました。

原作履修済みの感想です、ネタバレ気にしてないので注意。


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悪人が運営する豪華絢爛なカジノ施設から「オタカラ」を盗み出す主人公ジョーカーとその仲間の怪盗団。主人公は、追手が迫る中華麗に身を翻し、ステンドガラスをぶち破って建物の外に逃げ切ったところで、機動隊に囲まれ一人だけ身柄を拘束されてしまう。
そのまま警察に連行され拷問まがいの尋問を受けるも、仲間の情報は一切語らずほぼ黙秘を貫く。警察官の怒りが膨れ上がる中、とある検察官が伝手をつかって強引に尋問を交代する。二人きりの尋問室、真剣な表情で問う知り合いの検察官を前に、主人公はなぜ悪人に対する怪盗行為をするようになったのか、その一部始終を回想する。

――それはある夜、路上で言い合う男女の仲裁に入ったあの時から始まった。


めちゃくちゃ踊る!動く!歌う!!そして戦う!!
前情報0だったし、前作のP3、P4舞台も見ていなかったのでここまで歌うとはびっくりです。明智・冴さん含め仲間側の主要キャストは全員ソロ曲ありました。女性陣より男性陣の方が歌が上手かった印象です、特にヒデ様歌うっっま!
お話としては、ニイジマパレス潜入~回想スタートからのカモシダパレス攻略終了~打ち上げバイキングまででした。丁寧に説明してくれるから割と原作未履修でもなんとかなるかもしれない、けどアニメくらいは見た方が楽しめそうです。


キャラクターについて

猪野さんのジョーカーが、あのですね~~~~~え~~~~っと、はちゃめちゃに可愛い、推せる、推した
私の想像していた脳内主人公そのまま+ほんのちょっとだけ可愛いにステ振りした主人公像で、観劇中にウワ可愛い~~って悲鳴漏らさなかった自分を褒めてあげたいです。ヴィジュアルにはどちらかというと可愛い<<美人寄りなんですけど仕草が可愛い
制服の時は猫背で前髪重めで言葉少なで本当に闇抱えてるね君…って心配したくなるんですが、怪盗服になったとたんイキイキとシャドウ(敵)倒すし背中使って華麗に二階に上がるしコードネーム付けでおかしなギャグ飛ばせるしキャラ解釈が好み過ぎました。同じ髪型なのに表情で全然見え方が違うの。
主人公のソロ曲の歌詞が割と後ろ向きというか、正しい行いと思って女性を守ったのに冤罪で前科付いちゃってシンドイ…ハア…みたいな感じ(うろ覚え)だったのに、開き直った心の中では割と面白キャラなのがギャップで好き。
ゲーム内1.2を争う位好きな台詞が冒頭の尋問時の「お注射もう一本いっとくか?」というモブ刑事の言葉なんですが、こんなドドド好みなジョーカーに向けて本当に一言一句そのまま演じてくれてありがとう…世界に感謝…

竜司と二人で牛丼屋に寄るシーンがまた良くて、あの日替わり?アドリブ?かわいすぎて呼吸忘れるところでした。
私が見た回では、竜司が勝手に主人公のどんぶりに紅ショウガ山盛りにしたお返しに主人公もありったけの紅ショウガを竜司のに放りこんで、二人とも台詞がままならないくらい辛さにむせながら食べる、って流れで、会場中に広がる美味しそうなリアル牛丼の匂いも合わせてお腹抱えて笑いました、あれマイムじゃなくて本当に食べてますよね!?


あとは鴨志田、むしろぺごステの半分は鴨志田卓で出来ているといっても過言ではないと思っています。
ともすればよくある2.5次元舞台で終わるところを、鴨志田役のしゅんりーさんが抜群の演技力と肉体美でぐわっと引き込んでくれた感じ。日替わりというか怪盗団の早替え待ちの日替わりトークでもだれずにきっちり場を回すし、バレーボール持って振りかぶられるだけで圧がすごい。とにかく舞台に出てきただけでも存在感が大きくて、彼を鴨志田役にキャスティング出来たことが一番の奇跡みたいなものでは…としみじみ感じました。
ゲーム内の鴨志田より嫌味なくすっきりとした悪役、といった印象で、小物なのに乗り越えるべき大きな壁になっていて、1作目の敵として100点満点超えて大満足です。あとアンサンブルさんがやってたパレス内の認知存在の杏殿のスタイルが物凄くメリハリボディで、あの肉体美を誇る鴨志田の隣にいて見劣りしないの綺麗…


竜司も杏ちゃんもアクション含め素敵でした。
主人公があんまり喋らない代わりに竜司が中心になって色々事態を動かしてくれてるので、演技の丁寧で上手い塩田さんがやってくれてこれもまた安定感がすごい。釘バットに振り回されずあんな器用に戦えるの見惚れちゃうなー。竜司ラップ出来るってよ
杏は何が凄いって鞭を器用に使ってのアクション!
この前見に行った幽白舞台もローズウィップで振り回してたのは一瞬だけで殆どは剣で戦っていたから、3次元かつCG加工無しだと鞭での戦いって無理があるんだろうなと思っていたんですけど、そんなことない!杏は攻撃も防御も全部鞭でやりこなして、むしろ打たれて敵が倒れることへの説得性すらあるキレのあるアクションっぷりで、猪野くんを目で追ってたはずなのに気づけば杏殿の鞭捌きに見惚れてました。めちゃくちゃ稽古したんだろうな。


あとはモルガナが着ぐるみなこと。最初5分ほどは抵抗あったんですが、大谷さんの吹き替え聞いてると全然イケました。むしろ終盤にはあのでかい頭に愛おしさすら感じます。
ただ吹き替えがあまりにプロで、舞台上では違和感ないんですが暗転の際俳優陣含めて事前に収録した台詞流す場面で、俳優陣の慣れない録音とプロ声優の掛け合いがぎこちなくてちょっとだけ違和感ありました。しょうがないね。


明智は爽やかなのにうさん臭くて最高。令和で最も黒手袋似合う男なのに吉祥寺のカフェに呼び出すんだからもう~~


ただし、ちょっと残念に思ったのは祐介の出演時間。
カテコで小南くん本人も自虐的に言ってましたけど、モブより舞台上にいる時間も台詞も短い!オープニングで10秒ほど踊って、エンディングで杏を呼び止めて2分位喋って、最後カテコ挨拶終了後の次回予告で怪盗服で20秒ほど見得を切る、って感じで殆ど出番らしい出番ありません。下手したらカテコ挨拶で並んでる時間が一番長いまであります。なのに告知ビジュアルにもグッズ展開(ランブロにもいる)もばっちりで、祐介・小南くん推しでこの舞台見に来た人はびっくりするんじゃないかな…実際一緒に見に行った小南くんのオタクは出番これだけ!!??って怒ってました。客寄せパンダかなーうーん…
活躍するのは次回公演からなので、それこそ次回予告でサプライズ登場!の方が話題性があったんじゃないかなと思いました。そこだけはちょっと残念。

 

演出や舞台設計について

内容からしても投影多用は想像出来てましたが、落ち着いてしっかり見ていられたので満足でした。多少3Dモデルが大写しになるとチープだった…?そこは3年前のゲームなので多少は仕方ないと思います。

セットは全て黒で統一、立方体をいくつか積み上げる形で奥行を出したり屋上や牢屋を再現してました。上手側と下手側の下2箇所だけは中に液晶画面を仕込んであって、そこに敵シャドウやモルガナ(可愛い)の映像を映していました。

衣装では、結構怪盗服の素材が薄いように見えて、みんなヒップラインがはっきりと出てて客降りの際ドキドキしました。
ストーリーの都合上、制服から怪盗服に早替えするシーンがあるせいですかね、体感30秒くらいでささっと着替えて出てきた感じだったので、分厚くて脱ぎ着しにくい素材だと難しいんだと思います。正直言えばもっと革~~みたいな素材が良かった。

アンサンブルの活用の仕方もうるさくなくて好みです。何か髪の長い男子生徒がいたような気がする、その方とポニテで足のほっそい女子生徒の方が印象に残ってます。
パレス内でバレー部員がパワハラにあってるシーン、ランニングマシンの上から釣竿でヤカンを吊るして水が欲しければ無限に走れー!っていうシャドウがちゃんといて笑いました。

あとゲームでは主人公にデフォルトネームが無く、作中でもジョーカーとか先輩とか屋根裏のゴミとか呼ばれてる仕様を生かして、主人公の名前を公募して日替わりで使っちゃおう!って狂気の企画をしてました。
幸運なことに私の応募した名前を使ってくれて!!めちゃくちゃ!!嬉しかった!!!!公式ツイッターで毎日どんな名前だったのか発表してくれてるんですが、その中に私のぺごくんの名前があるのを見て心臓止まるかと思いました…!銀劇の定員700人前後が私の脳内主人公を目撃したかと思うとホント泣ける、完全に受肉の瞬間でした
でもその回ちょうど別用事があって現場に入れなかったのが一生で一番辛かった…猪野くんがマイ主人公の名前で自己紹介する音源が欲しい、神様頼む頼みます

プレミアムチケット特典は撮り下ろしキャスト写真を使ったチケットホルダーでした。ここにもがっつり祐介いるじゃんと根に持つ。


全体として楽しかった!見に行って良かった!!です!!ほんと良いもの見た…!出来ることならもっと見たい、何回でも追いチケしたい!!
千秋楽に続編も発表されたのでこれからが楽しみダナ~~!!次回は東京じゃなくて横浜でやるので会場どこなのか気になります、横浜の劇場って行ったことないので!一瞬アンフィシアターかなと思いましたけどそこは舞浜で千葉でした。

 

去年末の観劇だったのに、長々書いてたら年を越してしまいました。
今年はどんな舞台を見られるかなー。とりあえず推しの出るミュージカルのチケットは確保できたので、春はそれを楽しみつつ出演映画を待ちます。
あと年末ぽろっと発表になった刀ステとミュの合同イベント?みたいなのが怖いです。アレ何なんでしょうね、テニミュで言う大運動会的な?早く詳細を教えて

最後に、ここ最近の観劇で、2.5次元舞台における原作声優への声寄せ(声マネ?)についてい色々考えるところがあったので、次は舞台観劇感想でないものを少しずつ書き溜めてます。