夜間飛行

アラサー女のオタク生活記録

舞台「アルキメデスの大戦」舞台「PERSONA5 the Stage #4 FINAL」感想 観劇って良いな

こんにちは、まこです。
去年10月~11月の観劇感想です。かなり間が空いてしまったので、それぞれ簡単に書きたいと思います。
原作ネタバレあります。

 

アルキメデスの大戦

www.tohostage.com


※映画、漫画視聴済み

全体の感想

なぜか落ち込みました。今思えばほんとに何で?

皆さんの演技は見ごたえがあるし舞台装置もシンプルで分かりやすいのに、結果として誰も救われず眠たくなるほど盛り上がりがなく思えて、帰り道を歩きながらしょんぼりとしました。

何でだろう、どんなに足掻いても、でも結局戦争したんだよね?にたどり着くからかな。日々ニュースなどで触れる社会情勢への不安もあったのかもしれない。映画や漫画を見たときにはこんな感想は抱かなかったので、自分としても不思議な感覚でした。

 

あらすじ

公式サイトより
『1933年、軍事拡大路線を歩み始めた日本。戦意高揚を狙う海軍省は、その象徴にふさわしい世界最大級の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。そんな中、航空主兵主義派の海軍少将・山本五十六は、海軍少将・嶋田繁太郎と対立。嶋田派の造船中将・平山忠道が計画する巨大戦艦の、異常に安く見積もられた建造費の謎を解き明かすべく協力者を探している。

そこで山本が目を付けたのは、100年に1人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直。しかし、軍を嫌い数学を偏愛する変わり者の櫂は頑なに協力を拒む。そんな櫂を突き動かしたのは、巨大戦艦建造によって加速しかねない大戦への危機感と戦争を止めなければならないという使命感。櫂は意を翻し、帝国海軍という巨大な権力との戦いに飛び込んでいく。

櫂を補佐する海軍少尉・田中正二郎や尾崎財閥の令嬢である尾崎鏡子の協力によって、平山案に隠された嘘を暴く数式にたどり着くまであと少し。決戦会議の日は刻一刻と迫っている――。
天才数学者VS帝国海軍、前代未聞の頭脳戦が、ここに始まる。』

 

キャラクターについて

櫂直役の拡樹くん、軍服似合うしこういう神経質な変人役が大好きだしとっても似合ってます。変人なのに、一番まっすぐに物事に向き合う姿勢がいい。ただ思考が反戦の中でも現代人っぽすぎて、周りの意見とかみ合う余地がなく感じました。それが全体に感じる違和感の原因かもしれません。戦争の結末を知っていればその選択が出来るかもしれないけど、なんで反戦なのかの説得力が薄いというか・・・難しい。

そんな変人に振り回される秋人くんがすごく上手で、動きや口調から伝わるたたき上げ軍人感が可愛くて大好き。劇中、調査の過程で二人の距離が(変な意味じゃなく)近づいていくのすごくグッとくる。きました。大好き

あと神保さんの存在感がすごかったです。一目見て絶対信じちゃいけない側の人間だと思える演技、発声から全然違った。

 

演出や舞台設計について

大きな戦艦のセットとか出てくるのかなーと思いきや、投影をうまく使っていて、あまりバタバタ場面転換していなかったように思えました。落ち着いてみられるから好き。
軍の規律のことをよく知らない主人公が、帽子とか礼儀とかをないがしろにするたび怒りながらフォローしてくれる田中、出来る男過ぎる。

 

その他

コロナ関連で一度公演が中止された演目、無事2022年に幕が開いて本当によかったです。クリエの座席はいい、素晴らしい。あとパンフレット購入列が非常に速いのも助かります。


②舞台「PERSONA5 the Stage #4 FINAL」

 

p5-the-stage.jp

※ゲームクリア済み


全体の感想

ここで終わるの嘘でしょ!!!!?

モナの謎とか看守の話とかメメントスのこととか解決してないじゃない!!!!あと1回あるんじゃないの!!?!?!?

まさか真エンドまで行かず、明智の裏切りを解決したところで終わるとは思いませんでした。このご時世、完結させるだけでもありがたいのは十分わかる…しょうがないのか…いやでも…イゴールの正体とかみんながんばえー!とか見たかった…

キャスト変があったり戻ったり忙しい配役の中で、主人公杏ちゃん竜司明智は変わらずいてくれたことに感謝です。

 

あらすじ

公式サイトより

『自身に課せられた“更生”のため、そして悪しき欲望から人々を救うため―――
“心の怪盗”となった主人公は、腐った大人たちをどう改心させるのか!?
謎とスリルあふれるストーリーが、爽快感たっぷりのバトル・アクション、友情を育み、
絆を作りながら成長していく少年少女の丁寧な心理描写と共に描かれる。』

第3弾が春ちゃん加入まで、今回の第4弾はニイジマパレス~獅童正義撃破まででした。

 

キャラクターについて

主人公

千秋楽の名前は「心野 海斗くん」でした。呼ばれるたび怪盗なのかカイトなのか分かんなくて面白かったです。身のこなしが軽いし、殺陣の振りが引き続き蹴り中心で、足癖悪くて最高でした。

オープニングの、怪盗服でカジノを逃げて落ちて捕まってから制服に戻る早着替え、間に合ってるの凄すぎてびびる。円盤特典でのバクステで、早着替えのやり方は?の質問に衣装の作りに工夫はされてるけどとにかく急いで着替える!って力技回答だったのを思い出しました。

カジノダンジョンの再限度が高くてまたゲームやりたいな!という気持ちになりましたが、ネズミに変身するステージとか真っ暗な道を進むステージとかトラウマも多くて結論3回目はもういいかな…となりました。(無印1回、R1回済)

仲間のみんな

やっぱり杏ちゃんの鞭さばきサイコー!何回見ても大好き!!モナの身体がでっかいので、それを生かした殺陣があるのが愛だなと思いました。

ゲーム内最愛キャラの春ちゃん、帽子に触れる決めポーズのバランスが良すぎて見とれちゃいます。鏡なしでよくあの角度にできるなあ。双葉も全部の動きが可愛いしまことはスタイルが良すぎる。

全員、獅童戦でのペルソナ呼び出し声に魂が籠ってて震えました。

明智

やっと裏切ってくれたね!!!ここまで長いことありがとう!!!

武器のライトセイバーバチバチに光りまくってて、怪盗業には邪魔すぎて笑っちゃった。ぺごくんと明智、武器の長さが全然違うのに手首で剣をあしらう振り方が似て見えました。好き。

ソロ歌、俺の勝ちだって冷静ぶって延々歌って、最後の締めだけお前の負けだって叫ぶのずるい。自我が出まくってる。

屋根ゴミノルマ達成ありがとうございます。

 

演出や舞台設計について

過去の回と同じように、段差のついたセットを複数組み合わせて、階段の上り下りとか飛び降りとかアクションに利用する感じでした。セットの一番上から駆け降りる時、みんなガニ股になりがち。

あと、主人公入れ替わりトリックの説明が上手でびっくりしました!もしかしたら作中で一番説明が難しいところだと思いますが、動きとか演出を利用して凄く分かりやすくなってました。アプリの起動タイミングとか冴さんがやったこととか、アニメ・ゲーム・漫画などどの媒体と比べてもかなり分かりやすくなっていると思います。頭がいい!

 

その他

冒頭でも書きましたが、ここで終わりなのが本当にもったいないー!このキャストで真エンディングまで見たかったです。出来ることならばあと1回欲しかった…!3学期も追加してRとして追加公演してほしい…残念。

あとKTZEPPYOKOHAMA、初めて2階席に入りまして、パイプ椅子じゃなくて嬉し!と思いきやめちゃ硬くて痛かったです。結果お尻が死んだからやっぱりこの会場観劇に向いてない…。

それ以外は、本当に、完走してくれてありがとうという気持ちしかありません。一時期客入りが心配な時もあったのに、エンディングを見せてくれてありがとうございます。入場特典の劇中歌CDもめちゃくちゃうれしいです。その後の炎上のことは触れません。

 

 

2023年は、3月に帝劇のスパイファミリー行きました!!!超良かった~~~!

これもあまり時間が空かないうちに感想を書こうと思います。

 

ではまた!