こんにちは、まこです!明けましておめでとうございます!!
年が明けてしまって今更去年の話するのも大変恐縮なのですが、観劇感想、いきます!
2021年9月!シアタークリエのミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」リトショ!やっと!見られました!!!!ヤッター!
ギリギリまで開催を危惧しなきゃいけないの、遠征民として本当に心臓に悪かったです。あと、個人的に「推しがクリエで主演をしたらご褒美に帝国ホテルに泊まる」という夢があったんですが叶えられなかったので、また是非機会が欲しいです…できればGOTOトラベルも使えたらいいな…
以下に公演のネタバレ含みます。
公式サイト
全体の感想
間違いなくホラーでした。そして私が思い描いていた「彼にやってほしいミュージカル」でした。
-あらすじ-
冴えない主人公シーモアは、ある日CVデーモン小暮閣下の宇宙外生命体的植物「オードリーⅡ」を手に入れる。世間に珍種と注目され勤務先のお花屋が大繁盛するも、オードリーⅡは人間の血肉を餌とすることが判明する。最初は隠れて自分の指を切って血を提供していたが足りず、偶然知り合ったDVクソ男を手に掛けてしまう。その後もやかましい花屋の店主、片思い中の女の子を食べて成長していくオードリーⅡ、そして最後には…
幕が開いた瞬間、ピンクレディ思い出す衣装で宇宙人の歌(上手い)が響いたとたん一気に世界観に引き込まれました。初見は何これ?????って思ってましたがラストシーン含むと味わい深いトンチキで好き
謎植物とコミカルに接しつつ、要所要所でオードリーの恋愛模様を心配するシーモア。シーモアは明らかオードリー(女の子の方)が好きだし、オードリーもおそらく嫌いじゃなくて、でも今他に彼氏がいるし捨ててシーモアを選ぶほどでも…っていう微妙なうだうだ感がたまらなかったです。あの男そんなにいいか?強引なところが好きっていっても限度が無い??
そこにオードリーⅡの食事問題とか店主とのパワーバランスとか絡めてめちゃくちゃにひっかきまわしてくるのに、しっかりと主となる話の流れが明確で、最後までぶれないのが凄いなあと思う。ホラーらしく後味悪いけど、その後地球はどうなってしまうんだろう…って思わされる後味の悪さは久しぶりかもしれない。
キャラクターについて
シーモア(鈴木)
まずシーモアのキャラクター性が彼にすごく合ってるな!と思いました。
ちょっと気が弱くて、目標や希望はもっているけど行動するほどの勇気は無くて、いつも分厚い眼鏡をかけて背筋を丸めている感じの男の子。でも、全部諦めてるんじゃなく、今ならいける!って思った時は遠慮なく踏み込むタイプ。演技面は本当に文句なく!大満足!!でした!
長いこと働いているはずなのに花のお世話の仕方が妙に雑だとか、オードリーと二人きりになった時の目線の運び方とか、色々な細かい部分からシーモア個人として抱いている感情がストレートに伝わってきて、ストレスなく観劇できました。育ての親の店主をオードリーⅡに差し出す瞬間とその後の泣き声があまりに辛そうで、さすがに泣くでしょ。
ただ、今回、クリエでミュージカルでさらに主演でって初めて聞いた時、正直大丈夫かなって不安な部分もありました。さらに昨年は色々あって公演中止からの一年越しの再演、心配な気持ちもある中で、幕が上がり第一声を聞いた瞬間、正直上手くてびっくりしました。ひいき目もありますが、想像よりとっても感情のこもった歌でした!
もちろん他のミュージカル俳優の皆さんと同レベルに技術が高い訳じゃないけれど、役としての気持ちがダイレクトに伝わってくる歌声だったと私は思いました。本当に、劇場で聞けて良かった。
ダブルキャストの舞台、いつも時間が無くて推しが出てる側しか見ないのですが三浦君のシーモアも見てみたかったです。
オードリー(井上さん)の可愛さの圧がすごかったです。私可愛いでしょ!ってふりまくけど、あざとすぎになるギリギリ手前で止める感じ、さじ加減上手。3D眼鏡による将来プラン提案は訳が分からなさ過ぎてどうにかなるかと思った。
DVクソ男ことオリン氏はやば髪型と前代未聞の声援カードと処置台とコスプレと色々盛りすぎでしょ!?インパクト強すぎて夢に出そうでした。
演出や舞台設計について
さっきも触れましたが、令和に3Dメガネを使った演出とか想像できます??舞台上に薄スクリーン下ろしてそこに映像投影してました。あの紙で出来て赤と緑のセロファンが貼ってるやつ、20年ぶりくらいに装着しました。これ、度有りメガネの上からつけたらあんまり綺麗に飛び出さなかったので、コンタクトの方がアドですね。
メインになるフラワーショップの内装作りが細かくて、結構前方席ということもあってじっくり観察してました。吊下げ系のバスケットとか花用の冷蔵庫とかきれいだったなー!セット自体もあんまりバタバタ動かさないので腰を据えて見ていられました。
終盤、大きくなったオードリーがメタルっぽい歌に合わせてぎらぎらびかびかに光るの見て、アッそういえばデーモン小暮閣下だったわって噛みしめました。
その他
会場はクリエなので文句なしです。休憩中にパンフ買う列が爆速だったの超助かりました。
基本的な感染症対策は継続しつつも、1席空けではなく全席詰めての案内だったと思います。あれはあれで見やすかったですがチケット代が爆上がりするので痛し痒し。
まとめると、大好きな人が楽しそうに演じているミュージカルっていいな!!!です。
もっといっぱい現場はいればよかった!!結局ひよってしまって千秋楽近くの1公演だけ…そしてもっと具体的な感想あったはずなのにさすがに数か月たつと忘れてしまった…
夏以降、また例のアレが盛り上がってきたので遠征は自粛していました、ので、21年これ以降の観劇は10月のバクマン、12月のペルソナ5だけでした。これらもまた時間を見つけて感想書こうと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました!