夜間飛行

アラサー女のオタク生活記録

ミュージカル「SPY×FAMILY」感想 全部楽しい!見てよかった!ハッピー舞台でした

こんにちは、まこです。

3月にスパイファミリーの舞台!見てきました!!帝国劇場!!!!

こんな大きなところで主演出来るって聞いて、情報解禁からずっとずっと楽しみにしてました!!

いつものでっか看板

私が見た回のキャスト表(ななめすみません)

以下原作既読・本編のネタバレありの感想です。


公式サイト

www.tohostage.com

全体の感想

めちゃ面白かったです!

漫画原作ですので、コミカルな表現やアニメっぽい演出が多い一方で、無茶すぎるアクションシーンはしっかりと現実に落とし込まれてて、演者の動きに納得感がありました。

「全てはより良き世界の為に」とか「アーニャぴーなつが好き」とか、印象的な言葉がしっかりミュージカルとして曲に落とし込まれてて、あとで原作読み直したらそのまんま過ぎて驚きました。どれも耳なじみのいい曲ばっかりで、エレガンスの歌が一番好きです。先生お歌うますぎ。

原作的には6話までと入学式ちょこっと+ユーリのお宅訪問、フィオナのお宅訪問でした。作中のセリフ全部拾って脚本作ってるんじゃないかというくらい丁寧な作りでした。もう一回見たい!!

 

あらすじ

公式サイトより

” 男はスパイ×少女は超能力者×女は殺し屋、世界の平和はこの3人に託された!?

《普通の家族》を知らずに育った3人の、ちょっと変わった《仮初めの家族》の物語。

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東国〈オスタニア〉と西国〈ウェスタリス〉では、十数年間にわたる仮初めの平和が保たれていた。西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属の凄腕スパイであるコードネーム〈黄昏(たそがれ)〉は、高い諜報能力を駆使して幾度も東西両国間の危機を回避させてきた。

そんなある日、〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、極秘任務を命じられる。その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。任務の内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ”というもの。

〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作るため《娘》と《妻》を探すことに。彼が出会った《娘》候補のアーニャは心を読むことができる超能力者、《妻》候補のヨルは殺し屋という裏の顔を持っていたが、3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。案の定、変わった素性を持つ3人の《仮初めの家族》の日常はおかしなことだらけ。時には大事件に巻き込まれ、それぞれの敵や難問に立ち向かいながらも、とにかく《普通の家族》を装うために全力を尽くす3人に、世界の平和は託されたのだった・・・。”


キャラクターについて

ロイド

拡樹くんの回を見に行きました!!!衣装も髪色も似合っててうれしい!!

ロイドの、一見紳士で完璧なんだけど考え方が不思議なところとか分かりやすくて、表情がよく変わるから、キャラクターの印象より若干幼めに感じました。かわいい感じ。どうしても比較しちゃうからWキャストの舞台はどちらか片方だけにすることが多いんだけど、これはウィンさんの演技も見てみたかったかも。

攫われたアーニャを助けに行く中、変装したロイドとその顔の持ち主役で同じ動きをするシーンが好きです。あとひったくりから助けたおばあさんに接するところも好き。

歌は結構よかったのでは!!と思います!!ひいき目かもしれないし、もっともっと上は目指せるけれど、かなりの曲数&長期公演で出来る限り仕上げてくれたのではと……!ヨルさんとのハーモニーも綺麗でした。

城レンタルしてスパイごっこする流れを、がちめなセットで本気でやってて大好きです。

 

アーニャ

池村碧彩ちゃんでした。

ねーーーめちゃくちゃ可愛い!めろめろです……!あんな小さい子なのに堂々と演技してしっかり歌って、疲れた表情一つ見せないなんて本当にすごい。

当日のキャスト表をよく見たら、本来アーニャ役でキャスティングされていて今日は出演予定じゃなかった子がアンサンブルとして出ていたので、実際の出演回数はもっと多いのかも。

ロイドに抱えられるところとか手を繋いで歩くところとか、当然ながらサイズ感が本当にぴったりで、マジの子役じゃないと出せない空気だ……!と震えてました。小学生~中学生くらいの年齢の方をキャスティングすることもできたんでしょうけど、本物感にこだわってくれて感謝です。

可愛すぎてアーニャ(原作絵)のアクリルスタンド買いました。

 

ヨルさん

唯月ふうかさんでした。

歌うっっっま!立ち振る舞いが可愛い!!アクションうま!!歌最高!!って感じでした。あんな細い体なのに芯が強い歌……!

同僚のパーティに呼ばれて出席するシーンの、ドレスにストール羽織る服装が一番好きです。肩出しの私服(赤いニットのやつ)似合うのは美人の証。本当に漫画から出てきてませんか?と思えるほどシルエットがヨルさんそのものでした。

 

ユーリ

瀧澤 翼くんでした。

思ったより序盤からいっぱい出てくれてうれしかったです、秘密警察の皆様を従えたダンスもカッコよかったー!軍服と手袋が似合う悪の男(正義の男?)大好き。

お宅訪問の時のお姉ちゃんに執着しすぎてやばい感じが上手くて笑いました。


その他

上司(シルヴィア)の出番多すぎて笑っちゃいました。歌うまいし全然いいですけど本当に出番が多い!

シーン切替ごとに出てきてめちゃウマなお歌を歌ってくれるから、後半はどうやって次出てくるのか予想するのが楽しみになりました。観劇するまではあんまり印象なかったんですけど、確かに原作復習したら割と出てた!

 

幼少期ロイド役、初見で出番これだけ!?って心配になりました、真剣に泣いてくれるからなおさら。もしかして受験のシーンとかでも出てきてたかな?

 

あと情報屋のフランキーの出番が結構あってうれしかったです。ちょっと心許せる友達っていいよね。

 

演出や舞台設計について

歴史ある劇場、見ごたえのある舞台装置や衣装、生演奏など、どこを見ても満足感がたっぷりです。座席もふかふかで視界互い違いでサイコー!

本作、ミュージカルではあるんですがストーリーが明確なのと歌パートもわかりやすいタイミングが多いので、初心者でも観劇しやすいなと感じました。コミカルな演出が多いのも一因かも。フィオナ来訪の時の口の動きとしゃべる内容が違う演出、舞台上に文字を投影して表現してたのがすごかったです。

 

その他

少しだけ気になったのが、お話の組み立て方。

終盤、ユーリがフォージャー家に乗り込んできた直後にフィオナがフォージャー家に乗り込んでくるっていうほぼ同じ流れを繰り返してて、これ主体がユーリからフィオナに変わっただけでさっきも見た流れでは……?と思いました。

脚本の事情で、犬(ボンド)や学校の生徒を多く出すことが出来ず、最低限の追加人数で物語のボリュームを増やさなきゃダメだったのかな……?とか邪推しながらも、同じ流れ過ぎてちょっと飽きそうになりました。

 

でも、全体としては本当に楽しかった!!!!

久しぶりに上京して、日比谷に行って、帝劇に入って、夢のような時間を過ごせて大満足でした。見に行けてよかった!!

第二段とかやってくれないかな……子役いっぱい必要だから無理かな……!

 

 

次の観劇予定が秋の最遊記になりそう?なので、それまでに、この間見に行った刀映画の感想書きたいと思います!